成績低下から不登校寸前に?!
こんにちは!
近年、新聞やテレビのニュースなどで、不登校の生徒数の増加がたびたび報じられています。
それに伴い、不登校の生徒さんのための家庭教師の指導を希望されるお客様も年々増えてきています。
大阪市在住 高校生 E君の事情
Eくんは中学時代、明るい性格で成績も良く、受験に向けて塾へ通ったり睡眠時間を削ったりと必死に勉強して成績を伸ばし、なんとか希望する有名進学校へ合格することができました。
合格した達成感と高校生活への期待いっぱいで入学した高校でしたが、その進学校での勉強は授業のスピードも速く勉強の難しさも段違いでした。ひたすら真面目に復習し繰り返し暗記するだけでは不十分で、問題を理解するセンスも必要になっていました。あれだけ憧れて必死の思いで合格した高校生活は、大量の宿題とテストの点数を競うことばかりの単調な毎日の繰り返しで期待したような楽しいものではありませんでした。
やればできる、という自信が大きかったE君にとって、進学校とはいえその中で自分が下位の成績であることはとても辛いことでした。期末試験では追試を受けねばならず、E君にとって初めて経験する大きな「挫折」でした。元気で明るかったE君はだんだん部屋にこもりがちになり、学校や家庭でも口数が減っていき、体の不調を訴えては学校を休むようになってしまったそうです。
そういったことから学校を休む回数が徐々に増え、とうとう出席日数や単位が危なく、このままでは留年かもしれないという状況にで、家庭教師をお願いしたいというお問い合わせをいただきました。
「勉強の遅れを取り戻したい。大学受験ができるように指導してほしい。」
というご要望が御両親からあり、不登校の生徒さんの指導経験のある家庭教師の先生をご紹介いたしました。
勉強する意欲と自信を取り戻すために
家庭教師の先生は、スピードの速い学校の授業の復習をE君の理解できるペースに合わせて行うことにしました。特にE君の苦手な英文法は、新しく難しいことをたくさん詰め込むのではなく、重要な点を絞りその知識を定着させる方に重点を置いた学習方法に切り替えました。
また英単語の小テストを授業ごとに毎回行い暗記することでの成績向上を目指しました。他にも大量の学校の宿題や授業の予習をこなすためのサポート、大学受験を目標としての勉強計画を立てられたりもしました。
しかし、一番大きな問題は「本人の気持ちを回復させるにはどうしたら良いか、今後E君はどうしたいのか」ということだったそうです。御両親に直接言えないことも第三者には話すことができるかもしれないと、家庭教師の先生は我慢強く少しずつE君から話を聞いたそうです。
時間はかかりましたが、E君から「高校中退や留年を望んでいないこと、辛いときは保健室で過ごしてでも高校は通いたいこと、そしてできることなら無理せず行ける大学に進学したい」という考えを聞くことができたそうです。話をすることで少し安心することができたE君は、自分に合ったペースで勉強をするようになりました。
もちろん、E君が勉強に対する自信を完全に取り戻すにはまだ時間がかかりますが、家庭教師の先生の指導により成績は上向きになり、単位や進級はなんとかなりそうだとのことです。今後は大学に合格できるよう家庭教師の先生と一緒に少しずつ前に進んでいってほしいですね!!
不登校や学校を休みがちの生徒さんの自宅学習を家庭教師がサポートいたします。生徒個人に適した学習方法で、進級対策や受験指導を行うだけでなく、生徒さんと1対1で話すことで心のケアができる先生もおります。一度ご相談ください。