褒める時の気を付けると良い事
石川県の皆さんこんんにちは!
学参ブログ担当です。
いつも当ブログをご覧くださりありがとうございます。
さて、昔は「スパルタ教育」なんて言葉もあり子供を教育する際に強制をしたりかなりきつめに叱ったりして勉強をさせていたなんてこともありましたが、今の教育のトレンド的にはもうそんなことをしていたら問題になってしまいますね。
今は褒めて伸ばそうというのが主流だと思います。
親御さんも褒めてどんどん勉強を好きになってもらおうと考えている方も多いのではないでしょうか?
そんな「褒める」ことに関するお話です。
ここで少し考えてみて欲しいのですが、褒めることに関して以下の2パターンがあるとします。
①テストで目標点を取れたことに対して褒めた(「賢いね」「頭がいいね」など)
②その日決められた課題を終えることに褒めた(「よく頑張ったね」など)
さてこの2パターンで褒めた場合次のテストで成績が伸びやすいのはどちらだと思いますか?
実は②の方が伸びやすいという研究結果があるようです。
さてここで重要なのは①と②の違いです。
①はテストの点数、つまり「結果」にフォーカスして褒めています。
②はその日のやったこと、つまりテストまでの「過程」にフォーカスして褒めています。
実はこの「結果」に対して褒めるのか「過程」に対して褒めるのかで子供の行動が変わってきます。
「結果」に対して褒められた子供も「過程」に対して褒められた子供もその次のテストではどちらも成績は伸びていたのですが、その後も継続して伸びたのは「過程」を褒められた子供だったそうです。
また、「結果」に対して褒められた子供はその後自主的により難しい問題に挑戦する傾向が弱くなったようです。考えられるのは、「結果」に対して褒められるという事は、「結果」が出なければ褒められないという事ですのでよりチャレンジしないようになってしまうという事でしょうか。
ここから言えるのは、テストってもちろんいつでもうまくいけばいいのですがやはりうまくいかない時ももちろんあります。そんな時に、いつも「結果」に対して褒めていると結果がついてこなかった時に褒められなくなってしまいます。それに対して「過程」に対して褒めるというのは結果とは関係ない訳なのでいつでも褒める事ができる。
そう言った事が分かるのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。