今週は「フジョシ」の話題に乗っかってみる
ちょっと大変!!
近藤さんちのコテツくんがガンサクじゃなくてシンサクだっていう話が出てきましたよ!!
この導入ですべてを察し、荒ぶってしまうのは、最近流行の「刀剣女子」という方々でしょうか?
ウチの嫁も刀剣にどっぷりはまっています。ちなみに、推しメンは蜻蛉切(とんぼきり)と日本号(にほんごう)だそうで。
ともに天下三名槍に数えられる・・・って、槍やないかーいっ!!!!
みなさまこんにちは。今回も嫁ネタでブログ書く「まだお」な旦那、家庭教師・学参の専属講師Sでございます。
注:まだお=まるで、だめな、おとこ、の頭文字だよ!
まずは、導入部分の解説から参りましょう。
江戸時代末期に、幕府側の治安維持組織として京都で活動していた「新撰組」の局長・近藤勇が所持していた「虎鉄(コテツ)」は、「贋作(ガンサク・偽物)」だったとされておりました。
ところが、新撰組刀剣研究家の権東品(ごんとうしな)さん(65)が、古河市中央町の古河歴史博物館で、当時の手紙などの具体的な史料を示しながら「近藤は、在銘の虎徹を大小2本所持していた」とする自説を講演されたとのこと。
つまり、「真作(シンサク・本物)」だったという説が出てきたということになるのです。
どうやら贋作だとされたのは「本人が無銘(作者の刻印などがない)だけど虎鉄」と公言していたことと、明治維新後の薩長政権により「新撰組は負けた幕府側→逆賊ごときが本物の名刀を持てるわけがない」というネガティブキャンペーンの成果だったようです。
最近は司馬遼太郎氏の時代小説や、マンガやアニメなどでも新撰組を「好意的に表現する創作物」が増えてきたために、評価が変わってきたことも、このような研究分野にも影響しているようです。
(参考文献 2016.10.31 茨城新聞 「近藤の刀は本物」 新撰組研究家、古河で講演)
さて、本題。小・中学生にしばしばされる質問に「何で歴史なんて勉強するの?すでに終わったことなんて勉強しても無駄じゃん」があります。
未来志向(?)といえば響きはいいのでしょうが、受験科目でもある以上勉強して点とってくれないと困るわけで。
とりあえず、教育者の端くれとしては「過去にあったことから学び、同じ間違いをくり返さないようにするためだよ」とかいってキレイに諭すのですが、正直伝わっているのか実感がないんですよね。
いっそ、「大人になってからこういう歴史的な会話や娯楽作品を楽しむためだ!」ではだめですかね?