まわるぅ~まわるぅ~よ時代はまわるぅ~♪
まわるぅ~まわるぅ~四時台はまわるぅ~♪
だと子どものころ本気で思っていました。
門限の5時が近づいてきて時間が惜しい!とでも思ってたんでしょうかね。こんにちは。家庭教師「学参」の専属講師Sです。
スポーツ偉人伝的なもので野球のバッターが神がかり的な一打を放った時に
「ボールの縫い目が見えた」「ボールが止まって見えた」
という話を聞いたことありませんか?
かつて生徒の親御さんから聞いた話ですが受験でも
「入試本番、家庭教師の先生の声が後ろから聞こえてきて問題がスラスラ解けた」という体験をする子がいるそうです。
(ごめん、僕はそんな経験ないからわからないや。なんせ現役時代の僕は塾も家庭教師もお世話になってなかったし!)
という心の声を正直に言うわけにもいかず
「そんなこともあるんですねぇ。きっとスポーツ選手が集中すると周りの音がまったく聞こえなくなったりする"ゾーン"てやつの仲間ですかね」なんて受け答えをしながら(そんなオカルトなことあるんかいな?)と懐疑的だったのですが、関連しそうな研究結果を新聞記事で見つけたのでご紹介したいと思います。
「危ない!」事故の瞬間"スローモーション"千葉大・一川教授らが仕組み解明 研究成果の応用に期待(千葉日報オンライン 2016.05.30)
によると、画像観察で引き起こされた感情や印象の強度と、時間精度や感じられる時間の長さの関係を調べるため、以下のような実験をしたそうです。
実験1
カラー画像を1秒間見せる→100分の1~6秒の範囲でモノクロに切り替える→モノクロと認識するまでに必要な最短時間を測定
実験2
0.4~1.6秒の範囲で危険を感じる画像とそうでない画像を見せる→1秒間と感じられるのに必要な時間を測定
実験1の結果
危険を感じた時は感じなかったときと比べてより短時間でモノクロに切り替わったと認識した。
実験2の結果
危険を感じる画像を見ている時間は実際より長く感じていたことを確認した。
危険を感じているときには回避するために頭をフル回転させて情報を処理しようとする。
通常時の思考速度で1秒かけて処理する量の情報を、フル回転した思考速度で処理したら1秒かからずに終わる。
そして時間のほうが相対的に遅くなったように感じるということなんでしょうか。
また頭がフル回転した結果、過去の経験などと照合して本来見えるはずのないものが見えたり、聞こえるはずの無いものが聞こえたりする。
受験で必死になっている時も、頭をフル回転させているはずなので、同様のことが起きる可能性は十分にありえるかもしれません。
なお、記事の最後で一川教授は
「体調が悪い時には時間があっという間に経ったり、風邪で熱が出ている時にはゆっくりと感じたりする。人が死の直前に見る『走馬灯的なもの』も関係しているかもしれない」
と語っています。
(マンガなどでピンチの場面でよく見るあんな表現やこんな演出もデタラメではないかも・・・?)