愛知県の記事

大人の常識=子どもの非常識

 昨日うちの近所では、朝、小学生の登校時間に雨が降り、下校時刻に雨がやんで暑いくらいに晴れていたのですが、

こんな時の風物詩といえば・・・。

1.傘でチャンバラをしている小学生

2.雨傘を日傘代わりにしている小学生

その傘が雨用という大人の決め付けは子どもには通用しないんだぜ!

・・・という話を嫁としていたら、

「2.は帰った後に傘干をさなくていいからむしろ合理的じゃん」

といわれハッとした家庭教師「学参」の専属講師Sです。


 今年もやってきました。梅雨ですね。おかげで洗濯物が乾きません。

ところで天気予報で言われる降水量の「ミリ」ってどんなものか正確にご存知ですか?

「底面積1mの水槽を野外に置いたとして、そこに降りこむ雨だけで1時間に水深が何mmになるか」

で降水量をあらわしたものですが、

なにせ「1mmという長さ=すごく小さい」というイメージだけで

150ミリの雨=たった15cmだろ?っていってピンとこない大人も子どもも多いんですよ。

・・・ということで、実際に体積経由水の重さに置き換えてみました。


 まず、基準となる水槽の底面積は

1m=一辺1m(100cm)の正方形=10000cm

なので、1ミリの雨が降る=1時間でこの水槽に0.1cmの深さまで水を入れると、

10000×0.1=1000cm

となります。

そして、水の比重は1cmあたり1gなので、

降水量1ミリ=1時間で1kgの水がこの水槽に降ってくる

と言い換えることが出来ます。

・・・と、言うことは

50ミリの雨=中学生の平均体重くらいの水が1時間で降る

100ミリの雨=おいしいもの食べては「まいうー」とか「宝石箱やー」っていってる人相当の水が1時間で降る

ということです。

しかも、いずれも1m あたりという冠がついていることをお忘れなく!

単位を変えただけですが、ちょっと危険度のイメージ変わったかな?


 こんなブログを書いた後ですが、最後に。

熊本では大地震の後の今回の大雨ということで、

被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。