学習習慣の定着について
学習習慣の定着について頭を悩ましたことが一度はあると思います。お困りの保護者様も多く、定着してきたのもつかの間、時期が経つにつれて、以前と同様に戻ってしまう。そんなお悩みを少しでも解消できるよう事例と原因をまとめました。
【事例と原因①】
リズムの改善
事例→家に帰ってきても勉強机に向かう気が全くない、疲れてやる気がない
原因→部活が忙しく、体力も残っていない。そのため、テスト一週間前にまとめてやればいいと考える
生活リズムが乱れていると、他のことが後回しになる傾向があります。まずは勉強以外のリズムを作っていきましょう。
【事例と原因②】
時間管理
事例→勉強していても気が付いたらスマホをいじっている、寝ている
原因→単元ごとにどこまで今日は勉強をするか決めていないため、ある程度勉強をしたら集中が切れてしまう。
実際に何分ペンを持ち勉強できていたか、タイマーなどで計り、その都度記録をしていくと集中力の目安になります。
【事例と原因③】
メリハリ
事例→メリハリが全くなく、ここぞという時(テスト前など)に集中ができない。
原因→単元が莫大的になり、勉強をしていてもテスト範囲が広いことに愕然としてしまう。
1つずつ単元をこなす考えになることと、得意不得意はどこなのかハッキリさせてから勉強に入ると効果的です。
【事例と原因④】
環境を整える
事例→一人になるとスマホを触ってしまう。誰かが付き添ってくれないと不安。親が言うとケンカになる。
原因→自学習(家庭学習)に慣れていない状況で、一人の時間が多いため起こること。
親子なので本音が出やすいです。そのため、第三者に相談をし、その人に言ってもらうことがおすすめです。
学習習慣の定着は1日2日では身に付かないものです。しかし、そのためにすることは今日からも始められます。
まずはリズムを分析、改善をしていきましょう。すると余分に体力を消費してしまっていた原因などが出てきます。
それができたら、時間管理をしてみましょう。何分勉強ができていたか、一単元に費やす時間はどのくらいかなど。テストも限られた時間の中で行いますので、その模擬だと思いながら行いましょう。
せっかくリズムも改善、時間管理もでき始めたのにメリハリがつかないともったいない!ただの作業とならないよう目標を持って計画的(曜日時間などを固定)に勉強をするようにしましょう。
勉強は自分自身との戦いではありますが、誰かの支え無くしては勝てません。そのために親がいることを忘れずに!!