今はまだ存在しない職業への準備
埼玉県のみなさま、こんにちは!
家庭教師学参のブログをご覧いただきありがとうございます!
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちのうちの65%は、
大学卒業時に今は存在していない職業につくだろう」
キャシー・デイヴィッドソン(アメリカ デューク大学研究員)
2011年8月のニューヨークタイムズ紙の引用です。
先生という仕事をしていると、
小学生や中学生たちに、
「将来なにになりたい?」という質問をすることがあります。
もちろん漠然とではありますが、
「~になりたい!」と応えてくれる子はいます。
ただほとんどの子は、
「そんな先のこと分かんないよ」といった反応をします。
わたしが中学生ぐらいの時、
多くの同級生はポケベルを持っていました。
きっとその当時はポケベルに関する職業が存在していたのでしょうが、
おそらくその職業は今では消滅してしまったのではないでしょうか。
スマートフォンが普及し始めたのは、
今からだいたい10年前ぐらいでしょうか。
今では普及以前にはなかったと思われる、
スマートフォンに関わる、あるいはそれを使った職業があって、
それはきっと10年前の小中学生には想像もつかないことだったはずです。
テクノロジーの進歩は日進月歩です。
今はまだ存在しない職業が、
新しいテクノロジーによって次々と生まれてくるでしょう。
ですから小中学生にとっての将来が「?」になってしまうのも無理からぬことかもしれません。
「学校の勉強って将来何の役に立つの?」という質問は、
この仕事をしているとよく生徒から投げかけられます。
将来何になるのか、どうなるのかは、はっきりとは分りませんが、
将来何にでもなれるように、どうにでもなれるように、
多くの選択肢を確保するために、
いろいろなことを勉強してほしいと、
わたしたちは思っています。