京都府の記事

数学語に気をつけて!

京都府にお住まいの皆様、こんにちは!

家庭教師「学参」です。

いつも「学参」のブログを見ていただき、ありがとうございます。

本日は「学参」の木津川エリアの担当が更新いたします。

 

 

「せんせー、これ教えて!」

 

「あー、これね。

まず表をよく見て、『人数』と『借りた本の数』

それぞれの式を作る。」

 

「どういうこと?」

 

「人数は全部で何人?」

 

「15人。」

 

「本は全部で何冊?」

 

「ん?書いてない!」

 

「平均3冊って書いてあるね。人数は?」

 

「15。」

 

「一人当たり3冊持ってて15人いるわけ。」

 

「あ、45冊!!」

 

「そういうこと。」

 

「これ難しい...」

 

「日本語に訳さないとね~!」

 

「日本語で書いてあるけど?」

 

「そう見えるよね。

実は数学の問題はたいてい数学語で書いてあります。」

 

「何それ?」

 

 

 

そう!

数学が苦手な人って、

実は問題を読み取れてない人が多いんです!!

 

 

 

「例えば、『絶対値』の説明見てね。」

 

数直線上での原点からの距離のこと。

 

「それが数学語。普段、そんな言葉使う?」

 

「あんまり。」

 

「でしょ!日本語では、

『+.-を取った数字』って言います。」

 

「あ~!そっちのほうが分かりやすい!」

 

「ね!『平均』も、

『人数かけたら本の数、分かりますよ』

って言うのが正しい日本語。」

 

「なるほどな~。」

 

「過去問見て。

ほら、ぱっと見、日本語に見えるでしょ?」

 

「見える。」

 

「でも、意味分かりにくくない?」

 

「確かに!」

 

「数学語のままやろうとすると難しい。

日本語に訳したら、

京都の問題は割と素直な問題が多いからね。」

 

「そうなん?」

 

「そう。だから、『分からん』ってあきらめる前に、

普段使ってる日本語に直したら...ってやってみて。」

 

「やってみるわ。」

 ・

 ・

 ・

「せんせー、これであってる?」

 

「あー、そうそう!!できてるやん!!!」

 

「やった!式ができたらそんなに難しくない。」

 

「でしょ?日本語素敵でしょ?」

 

「て言うか、数学語が難しすぎる。

なんでもっと分かりやすく書かへんの!?」

 

数学語日本語に訳すのが中学校の数学のポイント。

これが出来ないと、高校数学はお手上げ。」

 

「まじか~。」

 

「だから入試の問題は数学語を多用するわけです。」

 

「しんど~。」

 

 

 

まあ、ちょっと極論ですが、

「まずは分かりやすい日本語で言うと?」

って視点を持つだけで、

数学の問題は解きやすくなりますよ!

 

「せんせー、どうやったら訳せるようになる?」

 

「たくさん練習!!!」

 

「なんやそれ!!!!!」

 

 

夏休みのうちに訳せるように頑張ろう♪