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神奈川県公立高校入試分析:数学

神奈川県にお住まいの皆様、こんにちは。

家庭教師「学参」のブログをご覧頂き、ありがとうございます。



昨日に続き、今日は
数学です。

今年は大問の形式に変化がありましたね。

かつての問5の方程式の問題がなくなり、問1~問3までが小問集合という形になりました。しかも50点分!

昨日も書いたとおり、今の中学校1年生・2年生の方ほど読んで欲しいです!



1☆

全部で4問、かつ計算の内容も例年通りでした。

()()()分数の考え方を使うので、今分数が苦手な中学1年・2年の方は、しっかりとできるようにする必要があります。



2☆

全部で4問でした。

()展開()因数分解()2次方程式という点に変化はありません。

解法も同じで、()では解の公式を使う点も、去年と同じでした。

()辺の比を求める問題でした。

例年では問2の最後にあったものでした。

ポイントは補助線が引けるかどうかですね。

比に関する問題は、補助線を引くことも含めて、神奈川では出題されやすいので押さえておきましょう。



3☆

新たに問3が小問集合のパートとなりました。

ただ、()()()に関しては、去年までの問2に出題されていた内容ですね

()は関数の変化の割合についてです。

変化の割合=yの増加量/xの増加量、というところをしっかり使えることが大事ですね。

()割合に関するものでした。

1年生の文字式の知識ですが、割合というだけで敬遠する方も多いかと思います。

()資料の読み取りでした。

中央値が何か、という点を押さえてるかどうかがポイントになるかと思います。

()平方根の式の値についてでした。

もとの式を因数分解して、簡単にしてから代入する点がポイントですね。

()は、2次方程式の解についての問題でした。

式が2つ与えられていますが、11つ値を求めて代入していけば解けます。

3で共通しているのは、「一発で答えが出ない」という点ですね。

しっかりと必要な手順を踏めば答えが出るようになっています

この手順を踏むというところが、中学1年生・2年生の皆さんに覚えておいてほしいところです。



4☆

関数の問題でした。これも例年出題されていますね。

今回はFを除いて、AEの座標の値がすぐに出せた点では、比較的難易度は高くないかと思います。

座標が出れば、()()は例年通りの解法で出来ますね。

()は、これまたややこしい問題でした。おそらく今年の数学で一番苦戦したものかと思います。

補助線を引いて、辺の比から面積を求めて、逆算的に座標を求めていく、というかなりめんどくさい手順が必要でした。

ここで無駄に時間を費やさないかどうかがある意味ポイントになるかと思います。



5☆

確率の問題でした。

さいころの問題は今年は出題されると思ってんたんですよー。

ということで、横16、縦16の表を書いたかと思います。

ただ、()は問題文をしっかり読めば、別に表を書かずとも解けてしまいましたね。

そして()はなかなかこれもめんどくさいものでした。

6×6の表を書いて、積をまとめていけば解きやすかったかも知れませんね。

この6×6の表のパターンは、練習がひつようですね。

確率は2年生で習いますが、ここまで読解の必要な確率の問題に出会うことは少ないかと思います。



6☆

空間図形の問題でした。

去年に引き続き角柱でしたね。

()底面積×高さ×1/3で、全ての数字が元々出ていました。

()三平方の定理を駆使して解くものですね。

補助線1本引く必要がありました。これも例年通りでした。

()は展開図を使って考えるとわかりやすかったですね。

また、「最短距離」=「図形の高さ」という発想は、去年と同じでした。

空間図形は主に中学校1年生の3学期で習う内容です。

1年生・2年生の方は、ぜひとも次の春休みで復習しておいてくださいね。



7☆

相似の証明でした。

例年通り「二組の角がそれぞれ等しい」を使うものでしたね。

今回は二等辺三角形三角形の外角円周角の定理を用いるものでしたね。

ただ、書き方が少し難しかったかも知れません。

証明で点を取るためには、2年生の今のうちから書き方に慣れておく必要があります。

証明は沢山間違えて書き方を覚えていかなければなりません。

沢山間違えるには、それだけ沢山問題を解かなければなりませんね。



以上です。

2()、問4()、問5()を除けば、基本に忠実なテストだったなという印象です。

問題にあわせて必要な解法を導き出せるか、それを導くための手順を11つ整理できるか、がポイントですね。

情報整理が重視されてる点において、読解力が求めれられているなー、という印象です。

計算が得意=数学が得意、というのはなかなか言えなくなってきているのかもしれませんね

参考にしてみてくださいね。