神奈川県公立高校入試分析:英語
神奈川県にお住まいの皆様、こんにちは。
家庭教師「学参」のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
公立高校入試まであと210日となりました!
210日は30週間ですね。
日曜日をあと30回過ごすと入試です!
今日は、今年の公立高校入試の英語の分析を紹介しようと思います。
今週から夏休みなので、その間の勉強の参考にしていただけたらと思います。
また、中学1年生・2年生の方にも見ていただきたいです。
来年の入試の傾向を知ることはもちろんのこと、この入試に向けて普段の定期テストも行われるので、そちらの対策にも使えますよ。
今、神奈川の公立入試で何が重要視されているのか、見ていきましょう!
神奈川県の公立入試の英語は、主に4つに分けられます。
①リスニング(問1)
②文法(問2~4)
③英作文(問5~6)
④英文読解(問7~9)
今回は②~④を見ていきます。
☆文法問題☆
問2は単語の穴埋めです。
(ア)は時制をつかめるか、(イ)は「would you like ~ ?」という会話表現を問うもの、(ウ)は文脈から適切な意味を取れるか、という問題です。
問3は適語選択です。
(ア)は比較の使い分け、(イ)は疑問文の先頭の語、(ウ)は品詞の使い分け、(エ)は動詞の活用についてです。
これらの選択は、選択問題の王道パターンですので、定期テストでも問われる可能性が高いですよ。
問4は並び替えです。
(ア)では、分詞か関係代名詞かの見極め、(イ)はyouの格変化に加え、SV関係の組み立て、(ウ)は動詞の活用、(エ)はto不定詞の用法です。
いずれにしても大切なのは、選択肢の単語から、どんな文法・どんな熟語を使うのかを見極めることです。
定期テストでは、最近の教科書本文で使われた文法・熟語を使って似たような問題が出題されるかもしれませんね。
☆英作問題☆
問5は、文脈に沿って、ふさわしい一文を埋める問題です。
まずは日本語で、どんな言葉が入るかを考えて、そこから英文にします。
そこで大切なのは、ここでもどんな文法を使うのかを考えることです。
ここでは特に、設問の箇所に対する応答をしっかり読み取ることが大切ですね。
問6は場面を説明する文を埋める一文を書く問題です。
解き方は問5に近いですね。
ただし、使われた文法が「間接疑問文」で、そこを見抜けるかどうかが大きなポイントです。
問5・6に共通しているのは、文の中の会話部分を埋めるところ、かつ疑問文の内容というところです。
より実践的な会話内容に近づける狙いがあるのかもしれません。
定期テストでもこういった、対話文の中での疑問文の応答が問われそうですね。
☆英文読解問題☆
問7は図表と照らし合わせて英文を読むものです。
去年に比べると短くなりました。
まずはしっかりとテーマを読み取ることが大切です。
注釈も多いので、そこもヒントにしながら読み進めましょう。
また、国語と同じで、段落ごとの内容をまとめることも大切です。
定期テストでは、2~3段落程度の文が出題され、トピックを読み取るものが出題されるかもしれませんね。
問8も図表ですが、こちらは短文かつ問7以上に図表を読み取る必要があります。
(ア)は社会の気候帯の知識があるとあわてずに済みますね。(イ)はメール文の読み取りです。メール文は今後の実社会での用途も見えるので、出題される傾向が高いかもしれませんね。(ウ)は計算があるものですね。去年よりは計算が平易でした。
問8では、英語を読み取れた上での知識を問うているものという点がポイントですね。
問9は対話文読解です。こちらも注釈が多いので、ヒントにしましょう。
ポイントは、テーマ・場面展開の2つですね。
対話文の合間合間に、場面展開を説明する文があるので、そこをしっかり読み取ることが大切です。
設問が穴埋め2問に内容一致と、少なめだったのもポイントです。
穴埋めについては、しっかりと前後の話の流れをつかむことが大切です。
内容一致については、どこの場面のどの部分のところについて言っているのかを読み取る必要があります。
対話文関係の問題も、定期テストでは問われる可能性が高いですね。
去年に比べて簡単になったかと思います。
読解量が減った文、1つ1つをしっかり読み取る力が問われているという印象です。
とくに疑問文の応答などの、実践的な英語に目が向けられていたなという印象です。
はじめにお話したとおり、これは今の中学1年生・2年生にとってもとても大切です。
どんな問題を解けるようにならなきゃいけないかを頭に入れて、勉強していきましょう!