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本を読もう

神奈川県にお住まいの皆様、こんにちは。

家庭教師「学参」のブログをご覧頂き、ありがとうございます。


今日のテーマは、「本を読もう」です。

勉強においても、やはり読書は大切です。

昔から、「本を読む子は読解力がつく」とかいう話もありますもんね。

そういう子って、国語だけでなく、他の科目も成績がよかったりしますよね。


では、なぜ本を読むと読解力がつくのでしょう。

そして、なぜそれで成績に結びつくのでしょう。


まず、最初の疑問、「なぜ本を読むと読解力がつくのか」です。

その理由は、「正しい日本語に触れられるから」だと考えています。


普段日常会話で用いる日本語は、いわゆる「口語」です。

話し言葉ってやつですね。

一方、本や新聞に書かれている日本語は、「文語」です。

書き言葉のことです。

見ればわかりますが、「口語」と「文語」は、大きな違いがあります。


子どもはよく「漫画を読むのはだめなの?」と聞いてきます。

漫画は台詞が多い、つまり「口語」が多いです。

あと、普通の本でも、平気で「」のところだけ読んじゃう方もたまにいます。

「」の中は口語が多いです。


で、2つ目の「なぜ成績があがるか」です。

それはずばり、「問題が文語で作られているから」なんです。

国語の読解はもちろんのこと、数学の文章題、理科・社会の出題文は、当たり前ですが文語です。

結局、問われていることが読み取れずに、何を答えればいいかわからなくなる、ということになってしまいます。


そして、実は英語もそうなんです!

教科書の文などを「和訳」する問題がありますね。

その和訳をするとき、無意識のうちに「I=わたし」「you=あなた」と訳していませんか?

普段わたし・あなたと言うと、とてもかしこまってる印象になるかと思います。つまり硬い。


つまり、英語の勉強をしているときも、常に文語の日本語を通して学んでいるのです。

英語の授業でよくあることが、単語1つ1つの意味はわかっているのに、日本語の文に訳せないなんてことがあります。

これって結局、「文語の日本語」が組み立てられない、ということなのです。



そして、数学においても大切です。

「数学は国語の応用」なんてことも言われることがあります。

文章題、証明問題はもちろん文語です。

そして、途中式の構造など、「数学的な考え方」は「論理的な考え方」と深く結びついています。


文語は、いわゆる正しい日本語です。

程度の差はあれど、ほとんど崩れていません。


神奈川県の入試問題はもちろん、今後の「試験」となるものは、読解力を重視する傾向になるといわれています。

特に神奈川県の入試問題の文字数はとても多いです。

しかし、昨今あふれるメディア、特にテレビとインターネットは、口語が飛び交っています。

今一度、文語「書き言葉」に触れる機会を増やしてみてください。