「歴史」を勉強すると・・・
神奈川県にお住まいの皆様、こんにちは。
家庭教師「学参」のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
6月も1/3が過ぎ、梅雨の気配が近づいていますね。
梅雨という言葉は、江戸時代に中国から伝わったそうです。
江戸時代といえば、鎖国をしていたことで有名ですね。
しかし、鎖国をしていたといっても、まったく他の国と交流がなかったわけではないですね。
代表的なのはオランダと中国(当時は清)です。
ヨーロッパ唯一の貿易国であったオランダからの情報は、当時の世界情勢を知るうえでとても貴重でした。
また、清との交易は、古くから根付く東アジア文化の特徴でもありました。
ちなみに「鎖国」という言葉は、当時から使われていたわけではありませんでした。
「鎖国」という言葉が始めて使われたのは1800年に入ってからです。
江戸時代が始まってすでに200年経過していますね。
一方鎖国の歴史と言うと、1624年にスペイン船の来航禁止から、1639年のポルトガル船来航禁止にいたるまでの一連の流れがあります。
つまり、当時は特に「鎖国」という言葉が使われていたわけではなかったんですね。
今は「聖徳太子」ではなく「厩戸皇子」であったり、鎌倉幕府の誕生が1192年ではなかったり・・・。
別に歴史が変わっているわけではなく、歴史の「解釈」が変わっているんですね。
当たり前の考えにとらわれず、物事の本質を導くために新たな考えを模索する。
これこそが勉強の極みというところでしょうか。
今皆さんがしている「勉強」とは少し違う印象があるかも知れません。
ただ、それは先人たちの「物事の本質を導く考え」を追体験しているのです。
その経験を積むからこそ、社会に出たときに大いに役立つのです。
ただ漠然とやらされる勉強ではなく、少しでも先を見据えた勉強に取り組んでみてくださいね。