中学2年生 1学期のポイント(数学)
神奈川県にお住まいの皆様、こんにちは。
家庭教師「学参」のホームページをご覧いただき、
ありがとうございます。
本日は、中学2年生の1学期の数学のポイントをお伝えします。
中学2年生ではまず、1章『式の計算』をやりましたね。
この章では、基本的な文字式の計算法を学びます。
ここで一番多い間違いが、符号のミスです。
-2(3x-6y)
=-6x-12y
かっこの前にマイナスがついているのに、
最初の項にしかマイナスを掛けていないミスですね。
正しくは、-6x+12y ですよ。
分数が入ってくると、「げっ」という表情をする生徒が多いですが、
そんなに難しいことではないです。
大切なのは『頭ではなく、ノートに丁寧に書いていくこと』です。
約分のミスが多い子は、普段以上にノートに丁寧に書くことをオススメします。
1章の最後で等式の変形について学びますが、
ここでのポイントは『1行1行計算の工程を説明できるように』です。
[ ]の中の文字について解きなさい。
a=5(b+3c) [c] という問題なら、
a=5b+15c ←かっこの前の5を分配した。
-15c=-a+5b ←c=にしたいから15cを左辺に、aを右辺に移項した。
15c=a-5b ←-で両辺かけた。
c=a/15-b/3 ←両辺を15で割った。
こんな風に、上の行から下の行にいったときに何をしたのかを、
説明できるようになれば、そうそう間違えることはありませんね!
2章の連立方程式ですが、
まずは加減法をマスターしてください。
ここで間違いやすいポイントは、
文字の係数を揃えるために両辺を何倍かしなきゃいけないところを
左辺だけにしかかけていない。というミスですね。
また、引き算なのに、途中足し算になっているというミスもよく見られます。
これらのミスに気をつけながら、
基本的な連立方程式の解き方をマスターできたら、
いよいよ文章問題です。
文章問題苦手なんだよ~という子も多いかと思いますが、
ポイントは至って単純です。
『問題文で聞かれているものをx、yなどの文字に置き、単位も書くこと』と、
『単位の違うもので式を二つ作ること』です。
例えば、1個80円の梨と、1個120円のりんごを合わせて20個買ったら、2000円でした。
梨とりんごをそれぞれ何個ずつ買ったか求めなさい。という問題です。
今、問題文で聞かれているものは梨とりんごをそれぞれ何個ずつ買ったかという、
個数を聞かれているので、梨の個数をx個、りんごの個数をy個と置きます。
個数の式では、合わせて20個なので、x+y=20・・・①
値段の式では、合計2000円なので、80x+120y=2000・・・②
この①と②の連立方程式を解ければもう答えです。
文章問題って、みんなが思っている程、複雑なものでもないですよ!
中学2年生の1学期数学のポイントですが、
計算問題では、
『1行1行丁寧に、何をやっているのかを説明できるように』
『符号のミスも出やすいので注意』
文章問題では、
『聞かれてるものを文字に置いて、単位も書く』
『単位の違うもので式を2つ作る』
これらポイントを押さえて夏休み前に復習をしましょう!