福島県にお住まいの皆さま、こんにちは。
家庭教師学参の佐々木です。
新学期が始まりましたね! 今年受験生の皆さんはもちろん、新中1、新高1のみなさんは、部活動が本格的に始まる前の今の時期が、勉強についての不安もあり、また勉強法を考えるいい機会です。
特に中学生の皆さんは予習復習のやり方がまだ不安な方も多いと思います。
今回は日々の予習復習のやり方について考えてみましょう!
1. 予習
予習がなぜ必要かというと、「予習をすると学校の授業が分かりやすくなり、授業に集中できるので通知表の評定も上がる!」とよく言われます。確かにその通りなのですが、そのように聞くと、「まだ習ってもいないことを一人でできるわけないよ~」「5教科しっかり予習をする時間なんてないよ~」と思われる方も多いと思います。
しかし、予習というのは難しいところを長時間かけてやるものではありません! ポイントとしては、
①分かるところと分からないところを分ける
②関連用語ですぐ調べられそうなものを調べておく
この2つです。
予習においてはこれからやるところを見て①のように、「この問題はできそうだな」「この問題は考えてもわからないから授業の時にしっかり聞こう!」というように分かることと分からないことを分けることが大事です! 「分かろう!」として聞く授業とそうではない聞き方では集中力に差がでます。また50分の中で常に最大限の集中をするのは難しいですが、分からないところだけは最大限に集中して分かるようにしよう!と考えていると全体的に分かるようになります。
②はあらかじめ用語などを調べておく事で、授業中に話を聞く受け皿が大きくなりますので、時間がある時や苦手科目などで実施してみて下さい。しかし予習は時間をかけすぎると負担になるので各教科10分程度にすると5教科あっても1時間程度で終わるかと思います。
2. 復習
予習で授業の準備をして、授業でわからないところが少しでも分かるようになったのであれば、次は復習ですね。
復習の必要性は広く言われていることですが、「記憶の定着」「何度やってもできているかチェック」などがあります。
そして復習においても気をつけるポイントがあります。
①早めに復習
②宿題やワークでできていないところの確認
③テストに向けて繰り返しやるところを分ける
復習では①の授業後すぐ、もしくは当日中に復習することがよく言われます。また知識は入力(インプット)だけではなく、出力(アウトプット)が大事であることも言われています。人間は何もしなければ一度覚えたことでも忘れてしまいます。そのため復習をするのですが数日経ってから復習しようとすると内容を忘れてしまっていることが多いので、思い出すのに時間がかかり、インプットの作業だけで終わってしまいがちです。しかし、授業後できればその日のうちに宿題やワークを含めて復習することで、インプットの作業に時間がかからず、アウトプットに集中できるので、その後の勉強も効率的にできます。
また②のように授業後できていると思っていたが、実際に問題形式のものに触れてみたら、ケアレスミスをしやすいものだったということもあります。予習の際にも「分かるところと分からないところを分ける」という話をしましたが、復習においても「分かるところと分からないところ」「何度やってもできるところとできないところ」を分けることが大事になります。
「分けることは分かること」とよく言われますが、上記のように分けることで、「分からないところは早めに先生に聞こう」「今できなくても、繰り返して出来るようになりそうなところは3回繰り返してできるようにしよう!」などテストまでにやるべきこととそれにかかる時間が分かるようになってきます。
ここまでくれば③のようにテストでの目標点に到達するために必要な問題が何かを分かり、今すぐやるべき問題かテスト前に繰り返しやるべき問題かが分かるようになってきます。
よく「何が分からないのか分からない」という生徒さんがいらっしゃいますが、それは逆に言うと「分かっているところを分けられていない」という状態です。難しくてほとんどわからない単元であっても、誰かに教わったり、繰り返しやることでできるようになるところがあるはずです。それを見つけ出して指導できる人が側にいれば、成績アップにつながっていきます。もし今の勉強法で不安があればぜひ学参にお問い合わせ下さい。一緒に勉強のしかたについて考えてみましょう!