表現方法(国語)
千葉県にお住まいの皆様、こんにちは。
家庭教師学参、千葉エリアの櫻田です。
今日は国語にポイントを当ててみました。
中学3年生のみなさんが国語で一番苦戦しているのは国文法ではないでしょうか?
国文法となると、品詞の活用形がメインになります。
ですが、そこで見落としがちなのが、「表現技法」です。
表現技法には、主に以下のようなものがあります。
①対句
②倒置法
③比喩
④体言止め
そのほかにもありますが、まずは上の4つを押さえてほしいです。
簡単に1つずつ解説していきます。
①対句
これは「対」という言葉がポイントです。
「反対」・「対応」などがキーワードです。
反対の意味であったり、対応するワードが繰り返し出てくるような表現技法です。
平家物語「扇の的」で使われています。
②倒置法
文の中で、言葉の順序を入れ替え、ある言葉を強調する表現技法です。
例)これはおいしい梨だ。
→おいしい梨だ、これは。:「これは」を語尾に持ってくることで、「これ」がおいしい梨ということを強調しています。
③比喩
これが一番大切です!
比喩とは、何かを別のものにたとえて、伝える表現技法です。
比喩にも3種類あります。
・直喩:「~のような」(英語で言うとlike)を使ってたとえること。
例)海のように青い色
・隠喩:「~のような」を使わないでたとえること。
例)ガラスのハート
・擬人法:人ではないものを人にたとえること。
例)お日様が笑っている
④体言止め
文末が体言で終わる(止まる)ので、体言止めです。
詩や俳句・短歌等で使われることが多いです。
で、「体言」って何かと言うと、「名詞」のことです。
例)柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
これは有名な句ですね。
「法隆寺」という名詞で句が終わっているので、体言止めです。
表現技法をマスターすれば、テストの点数はもちろん、普段の日本語も豊かになります!