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2017
信頼度の話
さて、もともと梅雨のない北海道と、東北を除いて全国的に梅雨入りしたとみられるそうです。
ちょっと前から、梅雨入りと梅雨明けは「したとみられる」というようになりました。
梅雨前線の位置などをみて判断はしているが、「今日入った・あけた」と明確に線を引けない
ということからのようです。
勉強においても「正解か」という明確な線引きをできないと解答欄に自分の回答を書けない、という子はいませんか?
算数だと演習時間にわざわざ「先生!角度がどこまでいっても割り切れないんだけど~!」と聞いてくる輩がおります。
こんなときの私の返答は決まって「はぁ?俺が授業で『角度は分数じゃない』なんて1回でも言ったか?計算ミスかのチェックして同じ答えが出たならそのまま書け」
でございます。
これが「何人ですか」「何円ですか」というような問題(で、なおかつ平均値を聞いているわけではない)ならばわかるのですが、長さ・面積・体積などいろいろな場面で
このやり取りは繰り返されます。(しかも決まって発言する子は同じ子です。先生は悲しい・・・)
小学生にとって、答えが整数、特にキリのいいきれいな数になるかどうかは「自分の答えに対する信頼度」に直結しているようです。
経験上、中学・高校と進んでいくにしたがって徐々にこの悪癖は薄らぐ傾向にあります。
過去問などを見て、「この学校はこういう感じの数字が多い」ということはありますが、
過信は禁物ですよ。