「緊張するな!」でしないなら、誰も苦労なんかしない
12月。師走になりました。
先生も走りまわるくらい忙しい年の瀬・・・ではなく、お坊さんの中でも位の高い人(師匠)までお経を上げるために駆け回るほど忙しいという由来の方が正しいようです。
そもそも、この言葉ができたころ(平安末期らしい)に学校・塾なんてないですし!
現在だと冬期講習に正月合宿と、家庭教師と塾の先生は走りまくっている年の瀬、いかがお過ごしの予定でしょうか?
個人的には、熱田神宮で普段公開されている「太郎太刀」がお出かけの為、かわりに限定公開される「次郎太刀」を見に行くぞ!
(ついでに初詣ね!)と『刀剣女子の嫁』にプレッシャーをかけられている、家庭教師・学参の専属講師Sでございます。
熱田神宮といえば『草薙の剣』をご神体として祀っていることで有名・・・なのですが、かえって地元民としては身近にありすぎて逆に知りませんでした。
ごめんなさい!
また、織田信長が桶狭間の戦いに出陣する直前に戦勝祈願をした→ご存知の通り勝った→お礼に塀を寄進する、という話もあるのですが、やはり子どものころは境内の案内板をガン無視していたので知りませんでした。
かさねてごめんなさい!!
と、いうことで今回は「戦い(受験)前のおまじない」のお話です。
(ちなみに、太郎太刀・次郎太刀は織田・徳川連合軍が姉川の戦いで浅井家・朝倉家の連合軍を破った際の戦利品だそうな)
受験本番が近づくほど不安になったり、当日平常心を失って今まで絶対にしなかったミスをする、ということは少なからずあるものです。
そこで、私が口すっぱく生徒に(時には親御さんにも)言っていることは、『受験って、スポーツだから』です。
いろんなスポーツで「チャンス・ピンチに強い人・弱い人」「大舞台に強い人・弱い人」という言い方をしますよね。
それを読み解くヒントをある中日ドラゴンズOBが解説で言っていました。
『誰でも緊張すると自覚できないレベルで手に汗をかきます。そのまま投げると滑ってコントロールが狂うんです。これがピッチャーがピンチでコントロールミスする原因です』
つまり、自覚の有無を問わず、緊張すると体内で「普段は起きないこと」がおきていて、それが影響して「普段しないミス」をするといえるのです。
では、「緊張をしないため」には何をしたらいいのか?ということに興味が移りますよね。
そのひとつが「ゲン担ぎ」です。最近は「ルーティーン」っていったほうがいいのかな。
ラグビーの五郎丸選手で有名になった言葉ですが、「練習時と同じ予備動作を、本番もすることで練習時と同じ精神状態で臨むことができるようにする」ことです。
緊張しいの人は受験でもこれを取り入れてみてはいかがでしょう?
たとえば、私の経験ですが
トイレが近い体質だったので模擬試験のときから受験会場に着いたらまず、最寄が埋まっていたときの為に上下階までトイレ下見に行く習慣がついておりました。
本番も同じことをしたら、あら不思議!さっきまでの緊張はどこへやら!?
「パブロフの犬」状態ってやつ?人間の脳みそって簡単にだまされるんですね。
こう考えると、「テスト前に深呼吸しろ」とかも普段してないくせに本番だけやるのはどうか?
「明日テストだから、今日は特別にトンカツよ!」も却ってプレッシャーをかけてしまったり、食べて慣れてなくて胸焼けしました!とかしたら・・・と心配です。
さて、長くなってしまったので、次回につづきます。
!次回予告!