愛知県の記事

「私は勝馬投票券を買えないけど、選挙の投票には行きます!」

 え?このタイトルですか?

私の妄想した今月19日に施行される選挙権年齢引き下げと、

この夏に予定されている参議院選挙の啓発コピーです。
キャラクターは16年ぶりに誕生した日本中央競馬会(JRA)の

女性騎手・藤田菜七子さん(現在18歳。美浦・根本厩舎所属)

でお願いします。
「でも土日はレースがあるので、期日前投票を利用します!」

と続けてやれば、

期日前投票の呼びかけもできてまさに一石二鳥でしょ。
(補足:騎手はレース前日から公正保持の為に競馬場内にある

「調整ルーム」に入り外出禁止の上で外部との連絡を絶たれます。)


 さて、受験生が進路について考えだすのはいつでしょうか。

今までの成績表とにらめっこしながら

「これならちょっと格上挑戦も考えてみようか」とか

「夏期講習で何とか追い込みを」とか、いろいろな方がみえると思います。

 ところで学校見学やオープンキャンパスに行った事はありますか?

そんなことしている暇があったら勉強する時間にあてろ、という意見の方もいるでしょうが、勉強はモチベーションがあってこそできるものだと思います。

受かる範囲内で出来るだけ偏差値が高いところを、とか、○○学部ならどこでも、という方もいるでしょうが行った事のない、よく知らない学校に入学するために勉強を続ける、というのはモチベーション維持の観点からお勧めできません。

ぜひ、可能ならば自分の目で見て感じてこの学校に行くんだ!という励みにしていきましょう。

 中には志望校・志望学部自体も決まっていない方がいるでしょう。
そんな方に気を付けてほしいのは「知らない進路は選べない」ということです。
受験校は大体以下の3パターンのどれかでまずは知り、検討し決まっていくはずです。
「自分で調べた」
「親や友人・知人の勧め」
「学校や塾の先生の勧め」
実際に受験するかは別として、こんな学校に行きたい(または行きたくない)という基準がみつかればそれは一日くらい勉強する時間を削っても見合うくらいの払い戻しだと思います。


 ここで冒頭の藤田菜七子騎手の話に戻ります。

デビュー前から各種メディアがこぞって取り上げ、
競馬好きの某女性アイドルグループのメンバーが「顔がタイプ」と
援護射撃コメントをしたおかげもあってか、今や参戦するだけで
競馬場の入場者数を数倍に跳ね上げるアイドル騎手となりました。
大体的なPRに成功したJRAは、4月に競馬学校騎手課程を

「無料化」すると発表しテレビCMも打ち出していました。
受験生とその保護者が進路を気にしはじめる時期を狙って

「知ってもらうことが進路選択と人材確保の入り口」との狙いは実に的確であったと思います。

 知らない進路は選べない。

学校側は知ってもらう努力を、

受験する側は知る努力をしないと

お互いが満足する進路選択・受験はできないでしょう。