愛知県の記事

生徒との会話の中で.....

今日は! 学参名古屋の教務コンサルタントの佐藤です。

最近、生徒と話をしていて、気付いたことを2つご紹介したいと思います。

事例1 「数学や理科ができないから、自分は医学部を諦めるべきか」との相談を受けました。英語や国語は非常に得意なのですが、 「理数ができないから医師に適性がない」と自分で決め付けてたのです。

◆勝手な思い込み

 そこで、私が申し上げたのは、思うに医師になった後に必要な素養は、一に国語力、膨大な情報量から的確に必要な情報を把握していかなければならないです。かなりの高いレベルでの国語力が要求されます。第二に英語力です。医学部は他学部より英語の文献を手にする機会がすこぶる多いです。こちらも高度な英語力、英単語力が要求されます。最後に数学、物理、化学、生物その中で、医学部での勉強の中で役立つのは生物だそうです。数学、物理は殆ど使わないそうです。そのような観点から帝京大学の医学部は優秀な「文系学生?」にも受けて頂きやすいように、英語(必修)、国語・生物・化学・物理・数学から2科目選択できるような措置を取ってます。国語、英語の得意で、数学・物理が不得意な受験生にも積極的に医学部に挑戦してもらいたいものです。因みに私大医学部でも貸与制の奨学金等、経済的な理由で入学を躊躇されないよう、様々な支援制度が用意されてます。

事例2 「私、入試で数学や物理の問題を解く前、解いてる最中、ワクワクして仕方がないのです。適度な緊張感で頭が冴えるのです」

◆本番で実力通りもしくは実力以上の力を如何に発揮するか

 試験前になると緊張して、夜眠れなかったり、当日の朝、腹痛を起したりと極度の緊張から来る精神、肉体への負荷に苦しめられる方が大半です。但し、この生徒さんの場合、私大医学部入試(一次結果の段階)で7戦5勝と驚異的な戦跡を収められました。ご本人の成績は大手予備校模試で英数理で60台前半。とてもここまでの戦跡を収めてくるとは誰も思いませんでした。そこで、よくよく尋ねると、上記のような回答が帰ってきました。なるほど!楽しんで入試を受けてるんだ!笑。それで、彼女にとって英語が足を引っ張っている理由がよく分かりました。本当に数学や理科が好きだったのです。仕事や勉強でも「楽しんでできること程、強いものはない!」の典型的な事例のように感じました。アガリ症の方々に是非とも参考にして頂ければとの思いです。